≪5回目≫
米ベイラー大学医療センターで、子宮の移植手術を受けた女性が出産していたことがわかった。
今回の移植は、子宮が機能していない女性のための新しい不妊治療の選択肢に関して研究を行うための臨床試験の一環として行われた。子宮を移植した女性が出産したのは2014年スウェーデンが最初。今回米国では4人の女性に対して実施していたが、最初の3例に関しては失敗し、移植した子宮も再び摘出されていた。今回が初めての出産となる。「出産する事が出来ないと言われた母親にとって愛と希望に満ちた素晴らしい瞬間だった。」
不妊治療研究の進歩は目覚ましいと感じます。産むことがかなわないと言われた方への治療の選択肢が出来ることになり、希望に繋がる研究ですね。ただ、今まであきらめていたことがかなうかもしれないということは、あきらめる機会を逃すことにもつながるのではと少し危惧します。
治療が進歩し選択肢の幅が広がることが、さらなる迷いや悩みにつながっていくような気がしています。なので、昔私が治療していた時より、今治療をしている方々の方が迷いや悩みが深いような、そんな風にも感じています。
その分、周りにサポート体制も整ってきていますので、どんどんそれを利用していっていただきたいなと思います。