≪6回目≫
サイト「わたしをアップデートする『ウートピ』」 2017.12.13
日本一ちっちゃな働きかた改革 第31回少子化ジャーナリスト・白川桃子さんインタビュー
少子化ジャーナリストの白河桃子さんがインタビューで、20代女性の間に「結婚」と「働きかた」について新たな傾向が出現しつつある、と語っています。
高学歴の20代女性は、「産み時なんてない」ってわかっていて、今の30代、40代が、キャリアを積んでから35歳以降で生んで両立に苦労したり、マミートラックで仕事のやりがいを失ったりしているのを見て学習している。また不妊治療などに苦労しているのも知っている。だから、先輩と同じ轍を踏まないように、自分たちは早く結婚して早く産むという戦略を取ろうとしている。キャリア志向の人ほど「20代のうちに第一子」という傾向がある。結局、彼女たちの戦略の裏側にあるのは、社会への絶望以外の何ものでもない。
それでも、どんなふうに働いていきたいか?と言うアンケートには、「キャリアを途中で離脱する可能性を考えている人(専業主婦)は1割ほどしかいない、という結果にも少なからず驚きがあります。
「結婚」も「仕事」も「出産」も女性の中では繋がっています。だからこそ悩みも多いし、焦りも憤りも湧いてくる。真剣に考えているからこそ。
でもこの問題は、女性が個別に考えるだけでは、解決しないと感じます。社会が変わらなければ、パートナーである男性も自分の問題と考えてもらわなければ、そう思います。