≪15回目≫
「不妊治療 年齢1歳上がると流産リスク15%増 日医大分析」 2018.5.11 朝日新聞
不妊治療をする時の女性の年齢が1歳上がるごとに流産のリスクが15%高まるー。日本医科大学などのチームが、不妊治療によって妊娠した22万件超のケースを分析して、こんな結果をまとめた。
年齢が上がると必要な治療が増えがちだが、流産のリスクが高まる治療法も判明。研究チームは、早期の治療開始が大切だとしている。
・治療する女性の年齢が1歳上がると流産のリスクが15%上昇。
・移植後のホルモン補充をする方がしないよりも流産リスクが高くなった。
・無精子症の手術で精子を取り出し妊娠に至った場合、この方法以外で採取した精子より流産リスクが1.5倍高かった。
など、細かな統計解析がなされており、特に移植後のエストロゲンとプロゲステロンの併用は使った方が流産リスクが上がる、という結果には驚きました。
妊娠しやすくなるためのホルモン補充のはずなのに、そうやって妊娠させてもやはり流産になるということなのでしょうか。必要と言われて受けている治療が流産リスクを高めているとしたら、なんのための治療なのかということになりかねません。出産することを望んで治療しているのにそこまで至らないということになります。「だから早めの治療が必要」というコメントでしたが、『不妊治療』そのものについて考えさせられる記事でした。