《24回目》
16人に一人が体外受精児 17年、5万6千人誕生 2019.10.29 日本経済新聞
不妊治療の体外受精によって2017年に誕生した子どもの数は、5万6617人だったとの調査結果を日本産婦人科学会が29日までにまとめた。この年に生まれたこどものおよそ16人に1人の割合。最多だった16年の5万4110人を2500人余り上回った。
毎年日本産婦人科学会で発表されている、体外受精の実施件数、総治療周期数などの数値が出ました。
団塊ジュニア世代が40代となり、治療者数が減り治療件数も減るのではとの予想でしたが、2016年をわずかに上回る数値となりました。
またこの数値は、新鮮胚移植、凍結胚移植別に算出されていたり、年齢別の実施件数なども読み取れます。
2017年新鮮周期と凍結周期別に治療されている年齢別の数値が出ています。見ていると私は最高齢に目が行きました。
この表は昨年までは表示おらず今年からの提示ですが、これまでの年の数値も一緒に発表されています。
2017年の採卵された方の最高齢は58歳。出産されている方の年齢だと、新鮮周期では47歳。凍結周期では50歳です。
驚いたのは、2016年には採卵された方の最高齢は60歳で、出産は、新鮮周期ではおなじく47歳ですが、凍結周期では53歳の方がいらっしゃったことです。
出産までの数値ですし、赤ちゃんの様子や産後の状況などは全くわかりませんが、あれこれと思いを馳せてしまいます。
同時に治療周期総数の448,210件に対し、出生児数は56,617人。出産に至らなかった30数万もの治療周期に流れた涙のことにも思いを馳せています。
※日本産婦人科学会で調査を行っている日本国内での治療数、年齢別の治療成績は下記のサイトから見る事が出来ます。