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不妊カウンセラーが今気になる妊活・不妊のメディア情報

不妊カウンセラーが今気になる妊活・不妊のメディア情報
妊活・不妊治療に関する情報は、ここ最近メディアで取り上げられることも多くなってきました。
カウンセリングルームwithのアンテナがキャッチした情報を掲載していきたいと思っています。

新聞・ニュース・ネット・雑誌・本 さまざまなメディアからの情報をランダムにお伝えしていきます。
全てを網羅した情報とはなっていないことを事前にご了承ください。「不妊カウンセラーが今気になるメディア情報コラム」としてお楽しみください。


2020/11/17
31回目 不十分すぎる・・・精子・卵子提供で生まれた子どもの親子関係を定める法案の「大きな課題」 2020.11.16 GENDAI.ISMEDIA.JP  


「生殖補助医療の提供などおよびこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律案」が提出されました。
まだ法案の段階です。
柘植あずみ氏がかかれた記事ではこの法案に期待も抱いていたが、開けてみると課題が多いと指摘します。

たとえば、シングルの女性または男性は、同性カップルは、生殖補助医療を使えるのか、卵子や精子の提供は無償なのか有償なのか、代理出産を認めるならそれは無償なのか有償なのか、提供者や代理出産者に健康被害が生じたときにはどう保障するのか、出自を知る権利を認めるための提供者と生まれた子の個人情報の管理はどうするのかなどが、まったく記載されていない。

海外の先例を挙げながら、この日本の法案の不十分さを説明しているこの記事はわかりやすくとても勉強になります。
「こんな法案が必要か」という意見も目にすることがありますが、出自について考えたことのない多くの人は、出自が半分だけでも判明しないその苦悩を知るべきだと思います。当事者の声を聴いてからコメントや意見がなされるべきだと思うのです。
有償か無償か、を理想論で論じるのではなく、実際にお金がかかっている現実を踏まえたうえで論じられるべきだと思います。

ただ、”不十分”かもしれませんが、これまで声を上げ続けていたのに届かず悔しい思いをしていた不妊治療の様々な課題に、ひかりが当たりやっと見てもらえるようになったタイミングを逃すことなく一部であっても法案を通したいという思いも理解できます。このタイミングを逃したら、「もう論議は尽くされた」とされてしまいかねない不安があります。一部であっても法として形を成していれば、修正やさらなる論議もそこからスタートできるように、私は思います。



2020/10/02
30回目 体外受精児15年で3倍 晩婚化で不妊治療増 2020.9.30 読売新聞  
《30回目》 体外受精児15年で3倍 晩婚化で不妊治療増 2020.9.30 読売新聞

生まれた子供の15人に一人が体外受精児であることが、日本産科婦人科学会(日産婦)のまとめで分かった。出生率は、15年前の1万7400にんから3倍強に達した。少子化が進む一方で、晩婚化などで不妊に悩み、治療を受ける夫婦が増えているからだ。

体外受精で生まれた子の割合がまた多くなりました。2018年の日産婦のデータが発表されました。
データはこちらから見れます。(日本産科婦人科学会サイトより)


総治療数からした出生率は、2017年が17.7%で2018年が17.6%と若干下がっています。高度生殖医療による出生児数は、2017年が56,617人、2018年が56,979人と若干(362人)ですが増えているにもかかわらず出生率が下がっているということは、総治療数が増えているということになるかと思います。

年齢別の治療周期数の数値も出ていますが、高齢化が進んでいることがわかります。

埼玉医科大のい石原理教授(産婦人科)は「国は不妊治療の経済的負担を軽減するよう検討を進めているが、不妊に悩む若い世代を手厚く支援し、早めに治療に踏み切れるような制度設計を行ってほしい」と話している。

現在、不妊治療の保険適用の話が検討されつつありますが、適用されるまで2年ほどかかるといわれています。政府はその間の支援として、助成金の条件を緩和することを検討しており、すでに具体的な内容が開示されています。

・所得制限の撤廃
・回数制限の緩和
・初回の適用金額の引き上げ

この中で、「初回の適用金額の引き上げ」がなされると、初回に補助されるのが30万から40万円になるそうです。体外受精にかかる金額は年々高額になっています。30万の補助が出たとしても、残りの20万〜30万ほどは自分たちで払うことになり、若く経済的に余裕がない世代は高度生殖医療に進むのをためらう要因となっていましたが、これが実現されると、記事の中で石原教授がいわれているような「早めに治療に踏み切れるような制度」になるかと思います。
今後の動向をしっかり見守っていきたいと思います。








2020/06/02
29回目 大黒摩季「病による活動休止、不妊治療・・・どんな向かい風も、向きを変えれば追い風に」 2020.5.29 婦人公論.jp  
《29回目》 大黒摩季「病による活動休止、不妊治療・・・どんな向かい風も、向きを変えれば追い風に」 2020.5.29 婦人公論.jp

「ら・ら・ら」「熱くなれ」をはじめ、女性の気持ちを代弁する歌詞とパワフルな歌声で人々の心を鼓舞してきた大黒摩季さん。しかし2010年に病気療養のため休業し、およそ6年間、表舞台に立つことはありませんでした。数々の壁を経験した今、「人生の節目は軽やかには越えられない」と語る真意はー

パワフルな歌声、なにより私の好きなTUBEの妹分として、アルバムのコーラスで参加したりTUBEの30周年には歌詞を提供したりとTUBEファミリーとして認識している大黒摩季さんが休業を宣言されたときには、子宮内膜症の症状が重く、同時に不妊治療をされるため、とぼんやり伝え聞いていました。
この記事を読んで、もっと若い10代のころから婦人科系の病気で歌うこともままならなかったことを知りました。そして子宮腺筋症の症状が重かったために代理出産も実施されていたのですね。

どの道を選ぶかを自分で決めれば、「諦め」も「終えた」と言える。

もちろん病気になんかなりたくなかったし今も憎いけれど、もたらしてくれたこともあります。どこにでもあるような缶バッチが、七転八倒して答えを見つけることで、ちょっぴり輝かしい勲章にかわるということも。

人って、”苦難”という向かい風は厳しいと嘆くけれど、パッと向きを変えれば追い風に代わるじゃないですか。本当に苦しみの極致と向き合えば、遠回りでも案外楽しいと思えます。やれることはすべてやろうよって、自分が自分に力を与えてくれる気がするのです

彼女の言葉はひとつひとつが力強い。もともと強い人だからできたことではないと思います。この経験をしてきたからこそ言える言葉であって、その経験が彼女を強くしてきたと。
長い時間がかかっての今、彼女の歌声はまたいま心をうちます。

5月27日配信の新曲「OK」
「どんな長い夜にも朝は来る
凍える冬にも春は来る
折れた枝からは新芽が出る
私にも あなたにも 光は降ってくる」




2020/05/25
28回目 少子化大綱で不妊治療、保険適用拡大に向け調査研究へ 2020.5.23 TBSニュース(yahooサイトから)  
《28回目》少子化大綱で不妊治療、保険適用拡大に向け調査研究へ

政府が5年に一度見直しを行う「少子化大綱」の最終案が判明しました。不妊治療への保険適用の拡大に向けて、調査研究を行うことなどが新たに盛り込まれています。

これまでNPO法人Fineでも、不妊治療の経済的負担の軽減については署名活動や要望書など政府に提出してきましたが、保険適用に関しては「不妊治療は生命にかかわる病気の治療ではない」という判断から、保険適用については見送られてきました。かわりに不妊治療助成金が治療に応じて出される仕組みとなっていました。ただ不妊治療助成金も回数制限が設けられるようになったり、年齢に上限(43歳未満)が決められるようになったりと、当事者にとっては使いづらく運用について要望を挙げてきた事柄でもありました。

経済的な事情で妊娠・出産をあきらめずに済むように、新たな経済的支援を検討する方針が示された。

ことは、とても大きなことです。
当事者の声が、やっとやっと届いたという感じです。

2020年5月29日に閣議決定されるということですので、見守りたいと思います。



2020/05/25
27回目 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの通知(2020年5月18日版) 2020.5.18 日本生殖医学学会サイトより  
《27回目》 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの通知(2020年5月18日版)

2020年5月18日、日本生殖医学会が新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対する通知をサイト上に掲載しました。

2020年4月1日に日本生殖医学会会員に向けて「新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明」を出し、不妊治療の延期、すでに採卵周期で治療が進んでいる場合は、採卵後凍結を勧められました。
年齢との戦いでもある不妊治療は、自分が計画していたようにすすまないことで多大なストレスを感じている当事者も多かったことと思います。

5月14日付で特定警戒都道府県の5県を含む39の県で緊急事態宣言が解除になった状況をうけ、

1)不妊治療(人工授精、体外受精・胚移植、生殖外科手術などの治療)の延期を選択肢として受け入れた患 者さんに対して、COVID-19 感染防御と感染拡大防止の対策を可能な限り施行した上で、以下の点に配慮し不 妊治療の再開を考慮してください。
 2)感染の動向が都道府県や地域によって異なること、患者さんごとに背景や感染した場合のリスクが異なる 可能性があることなどから、不妊治療の種類と実施の可否についての選択は患者さんへの十分な説明と同意 のもとに医師と患者さんでよく相談して実施してください。
 3)COVID-19 感染に対する医療供給体制などの社会状況にも配慮しながら、それぞれの状況に応じた適切 な医療を実施してください。
 
といった提言をだしたのです。

やっと「状況に配慮し、相談しながらすすめていっていいですよ」ということになったのです。

もちろん、安全が確保されたわけではなく、警戒しながらであることには変わりありませんし、妊娠後の慎重な対応もこれまでと変わりません。
それでも治療が始められることは朗報です。

今後の新型コロナウィルス感染症に関する情報の収集は十二分に行いながら、ご夫婦で治療の進行を決めていけるといいですね。

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